人生百年・五十代からはじまる幸せ

どんな人も、お陰様の心で生きると、幸せになる!

ベストセラー『人は死なない』著者である東大名誉教授矢作直樹先生に聞く

昔は人生五十年といわれていましたが、今は人生百年時代といわれています。仕事が落ち着き、家庭が落ち着いた時に、人生の折り返し地点でふと立ち止まり、充実した人生航路をどのように舵取りするかが問われます。
本当に幸せな人生とは?自分らしい生き方とは?みつばちラジオに特別出演された東大名誉教授矢作直樹先生に、幸せな生き方の極意についてお聴きしました。

人は死なないの本当の意味
 矢作直樹先生は、東京大学院附属病院の救急医療医師として数え切れないほど多くの人たちの治癒と看取りに立ちあってこられましたが、自然な死を迎える多くの人たちに共通するお迎え現象(故人となった親戚が夢枕に立つ)や、臨死体験、幽体離脱現象等、現代科学ではとても解明できない霊的な現象を体験してこられました。
 矢作先生の著作でベストセラーとなった『人は死なない』の結びに以下の文章があります。

 寿命が来れば肉体は朽ちる、という意味で「人は死ぬ」が、霊魂は生き続ける、という意味で「人は死なない」。私は、そのように考えています。

 矢作先生は、肉体の死によって目に見える姿は無くなってしまっても、人間の本体である魂は生き通しで、まるで肉体という着物を着替えるように、何度もこの世に生まれ変わって来るといわれます。
 東洋思想には、過去世から今世、そして来世への生まれ変わりの思想がありますが、それは非科学的な観念ではなく、矢作先生は当り前のことだといわれます。

お陰様で生きる幸せ
 矢作先生は、人間は生きているのではなく、大いなる天地自然の摂理によって生かされているといわれます。
 身体は寝てる間も心臓は止まらず、肺も無意識で呼吸をしていて、それは決して人間が意識してできるものではありません。
 そのことを昔の人たちは「お陰様で有難うございます」と表現してきました。
 「有難い」の語源は、お釈迦様が「人がこの世に生きている事は有り得ないほど奇跡的な巡り合わせによるものだ」という教えに由来し、生命の営みは大いなる存在(サムシンググレート・神・仏・摂理など)の絶大なお働きによるものだといいます。
 そして、「お陰様で有難うございます」と心から感謝すると、人は大いなる存在と心が通じて、災厄から守られて、幸福に導かれるといいます。
 人生百年時代は、物の豊かさから心の豊かさへと成長する時代で、「お陰様で有難うございます」と天地と人様に感謝しながら幸せに暮らす時代です。
 矢作先生に関するより詳しい情報はのさる新聞のウェブ版「のさるニュース」でご覧頂けますので、ぜひアクセスして下さい。

矢作直樹(やはぎなおき)先生のプロフィール